(ブルームバーグ): 中国当局が株式取引の印紙税引き下げや新規株式公開(IPO)のペース抑制などの株価てこ入れ策を発表したことを受け、週明け28日の中国株は急伸した。人民元も上げている。

  本土株の指標、CSI300指数は一時5.5%高と、3年ぶりの大幅上昇。一部の証券株は値幅制限いっぱいの上げとなった。香港上場の中国本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は一時4.1%上昇し、ハンセン指数も3%余り上げた。

  中国の10年債利回りは一時5ベーシスポイント(bp、bp=0.01%)上昇し、上げ幅は7月下旬以来の大きさ。人民元はオンショア、オフショアとも一時0.3%上昇した。

  財政省は27日、「資本市場の活性化と投資家の信頼感向上」を目指し、株式取引の印紙税を28日以降、0.1%から0.05%に引き下げると発表。印紙税引き下げは2008年以来となる。

  一方、中国証券監督管理委員会(証監会)は27日、最近の市場環境に言及し、新規株式公開(IPO)のペースを一時的に減速させる方針を明らかにした。制限がどのように実施されるか詳細は示していない。

  証監会はまた、株価がIPOないし純資産の水準を下回った企業について、主要株主の株式売却を制限すると発表した。

  蒲寒氏ら中国国際金融のアナリストはリポートで、「これら措置の規模と力強さ、スピードは全て予想を上回った」とした上で、「政策手段の力が増大することで市場の信頼感が押し上げられ、市場のプラスのシグナルは増幅するだろう」と指摘した。

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原題:China Markets Rally as Authorities Take Steps to Lift Sentiment(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します)

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